「薬」の語源とそれぞれの薬名が、もはや文学の世界

2017.04.23 [Sun] 店舗情報

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「薬」とは草冠に楽(「樂」は小さくすりつぶす意)と書く。植物を用いて病気を治す事からこのような漢字をあてた。では平仮名の「くすり」の語源とは何だろうか?
江戸中期の国語学者・谷川士清は著書「日本書記通證」の中で、「薬は久須利(くすり)とよむ、奇験(霊妙)をもって名を得た「奇し(くすし)」らしいが、また一説には「草作(くさす)」の意味もある。」と書いている。人知を超えた(奇妙)力を持つこと、草を煎る(草作)ことの2つが語源のようである。
既に忘れられているが、薬に由来する様々な道具も存在する。

・「やかん(薬缶)」は、もともと薬を煎じるために作られたもの。江戸時代に茶を飲む習慣が広まると、湯を沸かす道具として使われるようになった。

・お祝いなどで使われる「くすだま(薬玉)」は、中国の漢の時代に麝香や沈香、丁子などの生薬を錦の袋に詰めて飾り付けをして五色の糸を垂らし邪気を祓うものとして用いられたのが始まり。

また、現代の薬も、よく?考えて名前を付けられている。

・バファリン(解熱鎮痛剤)は緩和するものという意味のBuffer(バッファー)とアセチルサリチル酸の別名であるアスピリン(Aspirin)を組み合わせたBuffered Aspirin(バッファーアスピリン)⇒バファリンとなった。

・ハルシオン(睡眠導入剤)は風と波を静め、穏やかな海にする不思議な力を持つ古代ギリシャの伝説の鳥、Halcyon に由来している。

・マイスリー(睡眠導入剤)はMy Sleep(私の眠り)という言葉から名付けられた。

・レンドルミン(睡眠導入剤)は眠りにつくことを意味するフランス語l’endormir。

・ロゼレムは「バラ色の眠り」をイメージしてrose+レム睡眠。

・一般用医薬品となったドリエルはdream well。

・シーブリ (喘息治療用吸入薬)はSea(海) + breeze (そよ風)

・バイアグラ(勃起不全改善薬)はVital (いきいきとした) + Niagara (ナイアガラ) で、ナイアガラの滝のようにいきいきと精力をほとばしらせる?という俗説も生まれた。(注!製造者ファイザーはただの造語との見解である。)

もはや文学の世界を感じる。

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